FCCテクノ

創業60年までの記録と61年からのFCCテクノ2022.11.01

fcctechno2022
2022年10月28日に60周年記念式典を行いました。FCCテクノでは、式典全般を見直し、本当に必要な会のみを実施する方針に移行しています。今日は私たちFCCテクノにとっての歴史とこれからを少し振り返ってみたいと思います。
・IT企業で創業60年は日本屈指で古い
・時間だけは追い越せない
・創業61年以降のFCCテクノ

IT企業で創業60年は日本屈指で古い

当社は1962年7月に、修猷館高校のOBが9名集まり、資金調達を行い当時非常に高価であった大型計算機を構え、福岡電子計算センターを創業したことから始まっています。その後、各社の電算室運用の支援、汎用機でのPOSシステムの開発等で隆盛を極めました。福岡県でのIT黎明期において、極めて存在感のある会社であったと自負しています。
他方で、2000年以降のオープン化の波に乗り遅れ、2000年~2020年は、苦難の時代であり、困難の時代でした。職員も売上高も最盛期と比較し、半分以下まで低減するに至りました。
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その後、2021年に抜本的変革を行いました。提案型のコンサルティングを主体とするサービス提供体制を構築しつつ、社内の仕組みを変えなかった点がほぼないぐらい改めました。そもそも本社、働き方や決裁ルール、採用・評価・給与体系等及び会議体運営、服装や職員同士の呼称などの行動様式に至るまで、徹底的に変革を行いました。
その結果、売上減少に歯止めがかかり、ようやく反転させることが出来るに至り、優秀な人材が徐々に集い、2021年と今日現在を比しても、提供できるサービスの幅・質含めて拡充するに至っています。
そんな激動の60年でしたが、何とか記念式典を終えることが出来ました。各事業部及びCEOから方針説明がなされ、未来に向けて私たちが何をしていくか、改めて考える会になりました。

時間だけは追い越せない

FCCテクノでは、長く業歴が続いていることは誇るべきことであると思っています。創業に携わった9名から始まり、そのあと脈々と続く職員の系譜の中で、私たちは60年、事業を継続することが出来ました。
普段は、「事業を継続することが目的ではなく、クライアントに対して高いバリューを発揮することが私たちの役割である」と考えるようにしています。また、これからも過去のしがらみ、時流にそぐわなくなった私たちの考え方・行動様式は継続して変革していきます。過去は過去として整理し、私たちは事業創造を続けていきます。
ただ、改めて式典を実施し、ふと立ち止まって過去を振り返ることは、私たちにとって必要なことであると考えています。私たちは、60年事業を営んでいることにより創造してきた信用に立脚して事業を営んでいることに改めて、思いを寄せることが、大事であると振り返ることが出来ました。
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この60年だけは、どんなに革新的な企業が新たに生まれたとしても、私たちが歩みを止めない限り、追い越せません。私たちは、これまで事業を営む過程で生じた記憶と記録を抱え、引き続き時を積み重ねていきたいと考えています。
本社を移転する際に、殆どの過去を捨て、生まれ変わったFCCテクノですが、節目には、歴史を振り返り、自分たちのルーツ、たった9名から、当時ベンチャーとして創業された会社であることを思い出したいです。
何となくその行動様式が、私たちにとっては重要なものであることを、記念式典において振り返ることが出来ました。

創業61年以降のFCCテクノのこれから

私たちは、61年以降も進化し続けたいと考えています。変化を恐れず、果敢に挑戦することが、自分たちにとって最も重要であると考えています。老舗の60年企業であっても、変化できること、これを素早く為す意思決定の速さこそが、私たちのビジネスにおける武器であると考えています。
福岡で発展し続けるのは、会社も個人も難しいように思います。人口動態からすれば、ほかの地方よりマシですが、首都圏よりも先に衰退することは避けようがありません。日本全体が今後沈没していく中では、「今までと同じ」は、衰退の波に乗る、という意思決定を行っているのと等しく思います。
ただ、日々深く考えれば、可能性はある、とも思います。戦略次第では、九州、福岡の豊かな自然環境の元で、独自のポジショニングを取れるのではないかと感じていますし、2021年からの変革の最中においても、その手ごたえも感じています。
私たちFCCは、小さなSI・BPOの会社で終わらず、福岡・九州にも、もっと大胆に言えば、世の中にも変化を起こせる会社であり、その変化を起こしうる・起こしたいプロフェッショナルが集う組織でありたいと思っています。職員一人一人が、二本足で立ち、自分の頭で考えること、そのことをもって会社が立ち上がることが、今の私たちFCCには最も重要です。
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