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中小企業と読書:本を読む組織は開かれた組織だと思う2022.08.05

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こんにちは。今日は中小企業と読書について触れたいと思います。
・そもそも、FCCにはほとんど本を読む習慣がなかった

・本が身近な存在になった(『〇〇さんの本棚』など)

・本が推奨される組織は、スマートな組織である

・今後のFCCと本の付き合い方

この章立てで説明していきたいと思います。

そもそも、FCCにはほとんど本を読む習慣がなかった

福岡の小さな会社であるFCCにおいては、本を読む、というのが習慣化されていませんでした。そこで、会社として以下の施策を取りました。
・本の読み方・選び方をレクチャーする。

・会社の仕組みとして本棚を作る。

・図書係を割り当て、読書が盛り上がる仕組みづくりをする。

そもそも、本というと、構えてしまいがちです。ですので、FCCでは、まず本を構えずに読むための方法を、読書が得意なメンバーが講師となって行いました。例えば、目次を最初に見る、通読を目指さない、1行でも取り入れられたら勝ち、といった、読書とまじめに向き合わない方法を示します。
本を買うと「全部読まないともったいない!」、という気持ちになりがちです。しかし、本というのは、所詮誰かの書いた一つの意見にすぎません。ですので、適当に読むことを推奨しました。
さらに、本の位置づけを何度も伝えていきました。本を執筆するのに1年から2年、プロフェッショナルが多大な時間を使って書きます。その情報がたったの数千円で購入できる価値を改めて見直し、本ってのはコストパフォーマンスがとっても良いものだ、と周知していきました。
そこで、本も古い本は全部捨て(2000年代のVisual BASICの本などがありました。)、新しい技術書・ビジネス書に入れ替えを行っていきました。
ここでは、もったいないから残す、ではなくて、鮮度が落ちてるものはどんどん捨て、すべて買い換えました。そのうえで、本棚を整え、ディスプレイを行い、職員が気軽に本に触れあうことができる環境を作っています。
※実際にFCCのヘッドオフィスにある本棚の写真です。
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本が身近な存在になった

こういった取り組みをしていくと、下記のような声が聞こえるようになってきました。
「本は読むだけ、手に取るだけでも疲れるように感じていたが、少しは薄れた。」

「気になる本を持って帰ってみて、開いてみるようになった。」

「つまらないなら通読しなくてよいと知って、気軽に読めるようになった。」

こういった声が聞こえるようになってきて、職員同士で本を薦めあうようになりました。
さらに、本を管理する図書係が、職員からおすすめの本を募ったり、外部のパートナー(デザイナー、コンサルタントなどなど)から、おすすめの本を聞いて紹介するコーナーを設け、「〇〇さんの本棚」として、社内に周知するような取り組みを始めました。これが好評で、「あの人が読むなら読んでみよう」という流れが生まれ始めています。
本に書いてあることを守っていくのではなく、せっかく人間が紙を発明し、その紙に情報や歴史を記録することで発展してきたのならば、その英知を活用しない手はない、とFCCでは考えています。
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本が推奨される組織は、スマートな組織である

FCCでは、本が推奨される組織は、スマートな組織であると考えています。
そもそも、本は人の考え方をまとめたものです。したがって、本に書いてあることが取り入れられる会社、というのは、開かれた会社であるとも思っています。つまり、本は、私たちFCCの在り方において、良いなと思ったものを取り入れる有力な情報源となっているように思います。
これらをまとめると、自分たちのやり方だけに固執せず、広く意見を募る体制ができてくると、本を読む習慣、本の価値が相対的に増していくのだと思います。今、私たちはその状態に近づきつつあります。(大げさ?)

今後のFCCと本の付き合い方

FCCでは、引き続き本を読み、社内の意見、世の流れを積極的に取り入れていきます。私たちのやり方は常に変化していくもので、留まるところがないようにしていくためにも、読書が僕たちのDNAに刻まれていくように、きちんと浸透させていく必要があるなと思います。
新しく未来を作るために、あえてこれまでのこと・過去のことを体系だてて記述したもの≒本を積極的に取り入れる、というのは、なんだか逆説的ですが、私たちFCCの性質をよく表していると思います。
「あの本、面白かったね」、「これはあの本に書いてあった概念ですね」なんてのが、社内でも活発に飛び交うように、今後も本と共にある会社にしていきたいと思います。
こんな本を読む組織、外から情報を取り入れていく組織のFCCですが、よろしくお願いいします。皆さんのFCCへの参画をお待ちしております。
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