「アットホーム」や「家族的経営」に感じた違和感
「当社はアットホームな会社です。」
「社員同士、家族のように付き合っています。」
僕が学生の時、求人票にこうした表現が記載されているのを見て、少しげんなりしたのを覚えています。
会社は働きに行く場≒お金をもらう場所。楽しいのは社長だけ。そもそも「家族」という言葉は、人によって定義も距離感もまったく違うものだろう、と。だからこそ、そうした表現にリアリティを感じませんでした。
「会社=退屈で、付き合わされるものの象徴」という印象を持っていたのだと思います。
ただ、自分が会社を変えていく立場になってからは、見え方が変わりました。
上手く設計すれば、必ずしも、退屈でもないし、付き合わされるものでもない、ということです。
今日は、中小企業における会社と職員との距離感について、プロフェッショナリズムを軸に、少し考えてみたいと思います。