FCCテクノ

会社の垣根を低くし、自分の力で生きる2021.12.06

会社の垣根を低くし自分の力で生きる

FCCテクノは、2021年以降、会社で働くことの意義を改めて考えています。今回は、どのような考え方でリクルーティングを行っているかを記載したいと思います。

  • 今回は、かなり執筆者の個人的な見解でありますので、その点をお含みおきいただけましたら幸いです。

会社は忠誠を誓う対象ではなくなってしまった

高度経済成長期においては、待っていればいつか出世し、ポストを得ることが出来ました。理由は簡単で、経済が拡大していたためです。また、消費も旺盛であるため、標準化された製品をいかに安く、早く作るかが問われます。この時期には、年功序列・総合職採用を中心とした日本型経営が適合します。

ただ、今後確実に生じる人口減少を前にすると、永続的に超過収益力を上げ続けることが出来る会社は限られます。併せて起きている技術革新により、市場は狭まり、各技術が勃興し衰退するまでのサイクルが短縮化されていきます。

このような世の中においては、年功序列的人事制度は残念ながら維持することが出来ません。やりたい、やりたくないではなく、成立しないのです。

そうなると、会社が、じっと耐える職員に報いていくことが難しくなっていきます。故に職員からしても、会社は生涯を終える場所ではなくなり、今時点で自分が重点を置く場所に変わっていきます。
つまり、会社と従業員の結びつきが今後更に希薄になっていく、ということです。もちろん、当社で働いてくれている職員に報いていけるように、僕らマネジメントは日々邁進すべきであり、全力を尽くすべきであるという姿勢には変わりがありません。ですが、僕たちがどのような姿勢であっても、職員には職場を選ぶ権利があります。良い環境を整えられなければ、能力がある人ほど、よりよい環境に移ってしまいます。
当社は、このような危機感のもとで経営を行っています。いわば、会社と職員の間に、「御恩と奉公」の関係が成り立たなくなる時代に、どのような組織であるべきかを考え続けています。特に、地方都市福岡で、60年の歴史を持つ僕たちFCCにとってこの課題は避けて通れない課題です。

会社の敷居を下げること

会社の敷居を下げる
社内でよく言うのが、会社は、会社法に定める法人である、ということです。つまりは、少し冷たく考えるならば、法律上の人格であり、家族でも何でもないです。前述の通り、耐えてさえいれば報われた時代においては、会社は理不尽であっても忠誠を尽くす先でありました。投下するもの(人生の大半の時間)と、リターン(年功序列的に最後は報われる人事制度)が釣り合っていたためだと思います。
この関係が崩れつつある(あるいは崩れた)今、会社の中での一人一人の関係が希薄になりつつあるのが現実なのではないか、と捉えていて、将来が長い若い人ほど、その傾向は顕著になるのかな、と思っています。今後、多感な学生時代をリモートで過ごした世代が社会に出ていくにつれて、もっとその傾向は強くなっていくのかな、などと思います。
また、インターネット・SNSの普及が大きく環境を変えつつあります。この10年の世の中の変革で最も大きかったのは、殆どの人の手の中に、超高性能なデバイスであるスマートフォンがいきわたったことにあるように思います。このスマートフォンの普及に伴い、通信コストが大幅に低下しています。それにより、特に会社対人という関係において、二つ大きな変革が生じたと考えています。
一つは、会社の中の口コミですら年々、オープンとなってきたことです。昔は居酒屋で限られた身内の中でこぼされていた愚痴が、SNSや口コミサイトにオープンに記載されています。秘められた会社の内情が、自然と世の中にこぼれ落ちるような仕組みができあがりました。
二つに、会社という枠にとらわれない関係を維持することが容易になりました。僕たちFCCも、公認会計士・税理士などの士業、専門スキルを有するコンサルタント、フリーのデザイナー等を中心に、試行錯誤しながらも、多くのフリーランスと共にチームアップを進め、会社の枠にとらわれない活動が出来るようになってきました。
つまり、会社の中での人と人との結びつきが弱くなる一方で、社外を含め、そもそもの各個人同士での繋がりの持つ意味が大きくなりつつあります。つまり、プライべートの付き合いと、ビジネスでの付き合いが近接していくということが今起きつつあるのでは、と僕たちは考えています。
故に僕たちFCCは、会社の敷居を出来る限り下げ、良い意味での公私混同を進めていきたいと思っています。各自が大事にしている、ごくプライベートなこと、共有したくないことは必ず立ち入らず守る、というのが大前提ですが、仕事とプライベートを切り離し、それぞれを完全に別個のものと考えないようにしていきたいと思っています。
なにせ、労働時間の8時間は1日の1/3です。我慢するだけの時間ではなく、きちんと仕事したな、何よりも、良い8時間であったなと思えるようにしたいのです。会社に人を縛り付けるのではなく、人と人とが繋がるときに、もっとも活用しやすい法律上の制度が会社であるという、会社があっての人ではなく、人があっての会社、というように考えていきたいなと思っています。
将来は、もっと出入り自由な会社としていきたいです。ライフステージの変化、キャリア感の変化で万が一当社から離れることがあっても、お互いにまた同じ方向を向ける日が来たら、再度集えるような関係を作っていけたらいいなと思っています。また、副業や業務委託なども活用し、仕事や成果をベースに、様々な人が集まり新しい解決策を生み出していけたら、とても面白いんじゃないか、と思います。一人ではできないことを、複数名が集まってなし得ることが、仕事の醍醐味でもあるように思います。
もっとも、現実的にはいろいろ不具合もあります。新生の途上であり、まだまだ言うは易しの状況で毎日大変苦労しています。が、ベースには、このような考え方で会社運営を行っています。

最後に

こんにちは。代表の西村です。会社対個人の在り方は、時代の在り方、産業の在り方と共に、常に変容しているように感じます。僕自身も、社会人になりたての時と今では、まったく変わってきています。時代の流れもありますが、僕自身が様々な経験をしたことによると思います。

今後もいろいろと模索していきたいと思います。

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