ウェブの刷新を行いました。

僕たちFCCは、2021年11月にウェブを刷新することとしました。更新においては、「伝えたいことの整理」を重視しました。
その上で、次の3要素を特に織り込んでいます。

●進む方向を示す
●福岡を推す
●会社の雰囲気を示す

今日はこの3要素について、少し丁寧に書いてみます。

システムインテグレーターは新しく旗を立てなければならない。

僕たちはシステム・インテグレーター（SI）事業を長年続けています。が、SI＝受託開発は新しい局面を迎えています。具体的には、開発開始からリリースまでの期間が極端に短くなりつつあります。特に動きが速いスタートアップのお客様とお付き合いしているとその傾向は顕著であると感じます。1か月でサービスリリースしたい、などのご要望を頂くこともあります（まだ今の当社ではそこまでの速度での開発は難しいです・・・）。

故に、お客様の業務をより詳細に理解し、密なコミュニケーションを取ることが従前以上に必須となり、僕たち自身も現場感を持ったかかわり方、課題整理のところからご一緒させていただくことが半ば必須となってきました。これまでは「お願いする人、される人」の関係であったお客様との関係も変化しつつあり、会社の違いにかかわらず、本当の身内となって、一緒に成長することが大事であると思うに至っています。兎に角、大きな環境変化が起きています。

新しく作るウェブは、こういった世の中の動向を踏まえ、僕たちが皆様にどう見られたいかを強く打ち出し、新しいFCCの「旗」となることを目指しました。このプロジェクトにおいては、以前からお付き合いのある、大分のコンデンスさん（ホームページ作成 大分｜CONDENSE Inc. (condense-c.com)）に参画いただき、当社のマーケティングチームと、コンデンスさんで共同しながら、半年（長い！）をかけて制作しました。

今回のウェブリニューアルにおいては、僕たちは何をしていく会社なのか、新たに定義づけから始めました。単にウェブを綺麗に作り直し、イメージアップを図ることを目的としたのではなく、僕たちが、「デジタルの力で組織の中を整えていける会社」となるために、どういう旗を掲げていくべきかを強く意識しています。まだ作りかけの部分が多く、これからコンテンツは充実させていきますが、特に重視したのは、冒頭に記載した次の3要素です。

●進む方向を示す

まず「なんでもできます」をやめています。いや、今後も泥水をすすってでも、なんでもやる覚悟はあるんですが、今回のウェブは、明確な切り口、ひっかかりを設けて、自分たちの技術をどう見られたいかを意識して作っています。今ご信頼いただいているお客様以外からも、ちゃんと覚えてもらえる会社にしたいのです。僕たちが元々持っている「どんな仕事も誠実に仕事します」は、今後も一丁目一番地として、引き続きとても大事な要素なのですが、「何も専門性がありません」というメッセージも出してしまっているなと思っていました。

故に、新ウェブにおいては、ウェブ系（PHP、JavaScript、Python）関連のフレームワークを用いた開発を押し出しています。また、経営・ITコンサルティングに従事できるメンバーも増えてきましたので、開発のみならず、課題整理・あるべきシステムの基本構想の策定などにも参画できるようにしています。

これまでの業務も一生懸命やりますし、新規に受付も行っていきます。ですが、お客さんに覚えてもらう時には、〇〇という技術を持ったFCC、として覚えてほしいなと思い、ウェブ系の開発に絞り、ウェブ制作を行いました。これは社内でも相当議論しましたが、新しく旗を立てる場合には、必要なプロセスであったと思います。

このように、自分たちが今後どこに注力したいかをあえて示す、ということを行いました。まだまだよちよち歩きを始めた60歳（今年創業60年です。）の新生児ですが、このように生きていくぞ、というのを改めて示しています。

●福岡推し

そして何より、福岡推しです。僕が代表に就任した後、職員となぜFCCに就職したか、をディスカッションしました。そうすると、だいたいが、IT×福岡で仕事を探し、社内の雰囲気が良かったから、と答えてくれます。

改めて、第二創業期を迎えるにあたって、僕たちは地に足をつけ、福岡に根付いていかないといけないんだなと思いました。若いころは、会社の偉い人が地域に根差して、などと言っていたら、地域に根差す前に会社に根付いてくださいよ・・・と思ってましたが、いざ自分がやってみると、実際に大事なことなんだと思います。兎に角、僕たちの最大の強みでもあり、特徴は、福岡で生きていくことにあります。故に、福岡の会社であることが示せるようにしました。

僕も大分県出身ですが、福岡が好きです。地方都市ですが、独特の魅力があり、地方から新しい世の中を作っていくにはうってつけの舞台であると考えます。福岡には、僕のように県外から来た人でもよそ者扱いせずに、迎え入れてくれる懐の広さがあります。また、空港も近く、兎に角東京とも近いです。今後、福岡は大きく伸びるような気がしていますし、僕たちもそこに根付いたビジネスを行っていきたいと思っています。

なので、福岡推しを強く押し出しています。福岡で一緒に働きませんか、共に。

●会社の雰囲気を示す

最後に、会社の雰囲気が伝わるように写真を多めにしました。業歴60年の会社というと、とても重厚長大な組織を思われるかもしれませんが、当社はとてもフラットな会社です。これには合理的な理由があって、冒頭に書いたように、SIも変革が求められています。お客さんの身内となって、一緒にプロジェクトに挑む立場になろうとしていますので、社内を維持するための論理よりも、一人一人が活躍しやすい環境を整えられるように意識しています。

僕たちFCCに参加してくれた人たちは、一様に当社の雰囲気を褒めてくれます。（手前味噌ですね、完全に。）リクルートページの各職員の感想にも記載してくれてますが、各職員が互いに尊重している感じを受けます。僕も、新人社員として、社内を客観的にみると、そういう雰囲気を感じます。これは僕たちの誇りです。

なので、今回も実際に働く職員がどういった人かわかるように、実際の職場で撮影をしました。もちろん、60年続く老舗IT企業ですので、僕たちも変化しなければならない点、至らない点はたくさんあります。課題は多くありますが、中にいる人が活力を持って働ける会社を目指していきます。

最後に

こんにちは。代表の西村です。長くなってしまいましたが、このように思いを込めて作ったウェブです。
これからちゃんと管理し、発展していけるようにしていきます。ブログも週1回～隔週に1回程度、記事を投稿できるようにしていきます。